皆さん、こんにちは~。元公務員のすぐるです。
今日は、輸入ビジネスの原価計算のやり方について解説したいと思います。
それでは、早速行ってみましょう~。
目次
輸入ビジネスの原価計算とは?
輸入ビジネスは、海外から安く商品を仕入れて、その商品を日本で高く売り、その差額が利益となるビジネスです。
利益計算をする時に、商品の原価を計算しなければなりません。
では、原価はどのようにして計算できるでしょうか?
まずは、商品の単価ですね。
例えば、$50の商品を購入したとします。
購入した時の為替レートが、$1=100円だとしたら、商品の単価は5000円となりますね。
次に、国際送料。
海外から日本に商品を輸送するのに必要なコストです。
物流会社にもよりますが、例えばアメリカの大手の転送会社MyUSの場合、国際送料は輸送する商品の重量に比例します。
1kgあたり〇〇円というように。
次に、関税。
通関時に必要となるコストです。
こちらは、商品の単価の約10%くらいが相場ですね。
最後に、国内送料。
届いた商品をFBAの倉庫に送ったり、お客様の自宅に送ったりするのに必要なコストのことです。
ここまでで説明した、商品の単価・国際送料・関税・国内送料を合計した金額が原価となります。
輸入ビジネスの原価計算に必要な要素はこんな感じですね。
輸入ビジネスの原価計算のやり方・手順
次に、原価計算のやり方・手順について。
① 商品を輸入する前
商品を仕入れる時に、とりあえず原価計算をしますが、この段階では正確な原価は分かりません。
商品の単価については分かりますが、国際送料や関税、国内送料は、実際に商品を輸入しないと分からないからです。
なので、とりあえず予想で原価を計算しておきます。
- 国際送料…何回か商品を輸入すると、どれくらいの重量でどれくらいの送料がかかる。というのが分かってきます。1kgあたり〇円。というのが分かれば、商品ごとの国際送料は計算できますね。
- 関税…関税は、商品の単価の10%くらいです。とりあえずは、10%で計算しておきましょう。何回か輸入して、少し値がズレるようでしたら、微調整すればいいです。
- 国内送料…こちらも何回か商品を輸入して決めるようにしましょう。国内送料は、重量ではなく体積に比例します。(60サイズの段ボールより、80サイズの段ボールの方が送料は高いですよね?)「この商品は大きいから、国内送料は少し高めに設定しておこう。」とか臨機応変に値を調整しましょう。
② 商品を輸入した後
商品を輸入したら、正確な原価計算が可能です。
国際送料、関税、国内送料を計算して求めましょう。
具体的には、実際の原価÷予想の原価で求まった係数を、予想の原価に乗じます。
例えば、実際の国際送料が10万円で、予想の国際送料の合計が8万円だったとしましょう。
そうすると、10÷8=1.25。つまり、係数は1.25となります。
ある商品の国際送料を1000円と予想していたのであれば、実際の国際送料は1000×1.25=1250円と求めることができますね。
このようにして、国際送料、関税、国内送料の原価計算をします。
まとめ
今回は、輸入ビジネスの原価計算のやり方についての解説でした。
慣れれば5分もあればできるので、一度試しにやってみましょう。
それでは、またお会いしましょう。
すぐる