皆さん、こんにちは~。
元公務員のすぐるです。
今日は、中国輸入OEMビジネスに必要な資金をシミュレーションしてみたいと思います。
それでは早速行ってみましょう~。
シミュレーションの前提条件
まず、販路について。
今回は、初心者に向けたシミュレーションということで、販路はAmazonとしたいと思います。
また、初心者が目標とする月利は10万円です。
中国輸入OEMビジネスの利益率は20~30%前後ですので、月利10万円を達成するためには、月商100万円を達成すればいいことになります。
(中国輸入OEMビジネスでは、狙いたい月商=手持ちの資金となります。)
そこで、僕の方で月商100万円前後のベンチマーク商品を探してみました。
それが、今回ベンチマークとする電子ノギスです。

Amazonで確認すると、販売価格は2800円。
さらに、セラースプライトで確認すると、1か月あたり300個売れていることが分かりました。
ということは、販売価格2800円×300個=月商84万円ですよね。
(具体的にどの商品なのかは、セラーさんに悪いので控えさせていただきます。)
さらに、アリババで工場選定したところ、この商品の仕入れ値は45元、重量は0.32kgでした。
為替レートは18円/元で計算しようと思います。
それではシミュレーションスタートです。
必要な資金のシミュレーション
まずは、簡単に中国輸入OEMビジネスの流れを紹介したいと思います。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
この流れに沿って、それぞれの工程で必要な資金を紹介していきます。
- 商品リサーチ
- オリジナル要素の検討
- 工場側のリサーチ
- サンプル品の発注
- サンプル品の確認
- 本発注
- 商品ページのたたき台の作成
- 商品の写真撮影
- デザイン依頼
- 商品ページの作成
- 販売開始
- 商標権の取得
- 各種チューニング
① 商品リサーチ
まずは、商品リサーチをします。
今回は、ツール、セラースプライトを使って商品を探しました。
ですので、セラースプライトの使用料金がかかります。
セラースプライト…10,000円/月
② オリジナル要素の検討
次に、オリジナル要素の検討です。
ここでは、自分でAmazonの商品レビューを参考にオリジナル要素の検討をしますので、資金は必要ありません。
③ 工場側のリサーチ
次に、工場側のリサーチをします。
代行会社を通してリサーチを依頼するので、代行会社代が必要となります。
代行会社代…30,000円/月
④ サンプル品の発注
工場側のリサーチが終わったら、次は選定した工場からサンプル品を取り寄せます。
ここでは、5つの工場からサンプル品を取り寄せたと仮定します。
サンプル品代…45元×18円/元×5つ=4,050円
⑤ サンプル品の確認
次に、届いたサンプル品の確認をします。
手動でサンプル品の確認をしますので、ここでは資金は必要ありません。
⑥ 本発注
工場の選定が終わったら、いよいよ本発注です。
ここでは、仕入資金、国際送料、関税・消費税、国内送料・その他経費がかかります。
順に説明します。
まずは、仕入資金。
セラースプライトで調べた300個/月をベースに、300個仕入れたと仮定します。
仕入資金…45元×18円/元×300個=243,000円
次に国際送料。
中国から日本に商品を送る方法としては、航空便、快速船便、D・C船便などがありますが、ここでは一番高い航空便の費用を目安にしたいと思います。
航空便の費用は、高く見積もって18元/kg。
国際送料…0.32kg×18元/kg×18円/元=31,104円
次に、関税・消費税。
関税は(仕入資金+国際送料)×0.2、消費税は(仕入資金+国際送料+関税)×0.1で計算しようと思います。
関税…(243,000円+31,104円)×0.2=54,821円
消費税…(243,000円+31,104円+54,821円)×0.1=32,893円
最後に国内送料・その他経費。
国内送料は、中国の工場から代行会社まで商品を送る時にかかる費用のこと。
その他経費は、代行会社から日本の代行会社またはAmazonに直納するときにかかる段ボール代・梱包代のことです。
ここでは一括で50円で計算しておきましょう。
国内送料・その他経費…50円×300個=15,000円
⑦ 商品ページのたたき台の作成
本発注したら商品が日本に届くまでにやっておくことがあります。
それが、⑦~⑩の内容になります。
まずは、商品ページのたたき台の作成。
これは、パワーポイントで作成するだけですので費用は必要ありません。
⑧ 商品の写真撮影
次に、商品の写真撮影。
自分で写真を撮影しても良いのですが、いい写真を撮りたいのであればプロに外注してしまいましょう。
おすすめは、バーチャルインです。
写真撮影代…約30,000円
⑨ デザイン依頼
次に、デザイナーにデザインを依頼します。
もちろん、これも自分でやっても良いのですが、プロでもない限り外注することをおすすめします。
デザインの依頼代…約50,000円
⑩ 商品ページの作成
次に、商品ページの作成をします。
新規商品登録を始めてやる人は、JANコードの取得費用がかかります。
JANコードの取得代…16,500円
⑪ 販売開始
そろそろ商品が日本に届くころではないでしょうか?
販売開始したら、アマゾン手数料が必要になります。
FBA料金シミュレーターで計算したところ、1商品当たり644円必要であることが分かりました。
アマゾン手数料…644円×300個=193,200円
また、売上管理はプライスターで行います。
プライスターの費用…5,000円/月
⑫ 商標権の取得
次に、商標権の取得です。
自分で商標権を取得しても良いのですが、外注したほうが圧倒的に早く取得できます。
おすすめはTORERUです。
商標権の取得…70,000円
⑬ 各種チューニング
最後に、各種チューニングでは広告運用やレビュー対策を行います。
ここでは、広告費がかかります。
広告費は商品によってバラバラですので一概には言えませんが、10万円~20万円が相場でしょう。
ここでは、20万円で見積もっておきます。
広告費…200,000円
まとめ
これで、中国輸入OEMビジネスに必要な資金のシミュレーションは終わりです。
合計すると…985,568円。
約100万円ですね。
正直、中国輸入OEMビジネスは初月は赤字です。
ですが、商標権の取得や写真撮影代など一回きりの費用が多いため、リピート発注するごとに黒字転換していきます。
中国輸入OEMビジネスは、トータルで黒字を目指すのがいいですね。
それでは、お疲れ様でした~。
またお会いしましょう!
すぐる