皆さん、こんにちは~。元公務員のすぐるです。
今日は、OEMの利益率ってどれくらい?というテーマでお話ししたいと思います。
それでは、早速行ってみましょう~。
OEMの利益率ってどれくらい?
結論から言います!
OEMの利益率は、広告費を入れた最終的な手残りで20~30%くらいです。
ちなみに、広告を一切かけずに販売すると30~40%くらいで落ち着きます。
では、OEMの利益率はどのようにして計算することができるのでしょうか?
詳しく紹介したいと思います。
OEMの手法としては国内OEMや中国輸入OEM、タイ輸入OEMなどの方法がありますが、今回はAmazon×中国輸入OEMを例にして紹介したいと思います。
最終的な手残りの利益率(%)=(販売価格ー仕入価格)/販売価格×100
で計算することができます。
少し例を交えながら、掘り下げますね。
販売価格とは、Amazonでの販売価格のことです。

赤枠で囲ったところの値段のことですね。この商品の場合、2799円です。
次に、仕入価格。
仕入価格には、アリババやタオバオでの購入価格と国際送料、国内送料、関税・消費税、Amazon販売手数料、Amazon広告費が含まれます。
似たようなモバイルバッテリーを探していると、以下のような商品がアリババで売られているのを発見しました。

この商品の購入価格は、1元18円で計算すると約630円前後ですね。
次に、国際送料。
送料は重量に比例するため、モバイルバッテリーのおおよその重量が分かれば求めることができます。

アリババに重量が書かれていました。
約0.24kgですね。
国際送料は18元/kgで計算できます。
つまり、0.24×18×18=78円です。
次に、関税・消費税。
関税は、(購入価格+国際送料)×0.2で求めることができます。
つまり、(630+78)×0.2=142円と計算できます。
消費税は、(購入価格+国際送料+関税)×0.1で求めることができます。
つまり、(630+78+142)×0.1=85円と計算できます。
次に、Amazon販売手数料。
Amazon販売手数料は、FBA料金シミュレーターを使って求めましょう。

この商品の場合、662円ですね。
最後に、広告費。
広告費は、商品画像の出来やライバルの強さ、市場の大きさなどによって変化するため一概には言えませんが、販売価格の10%くらいかかるイメージです。
つまり、2799円×0.1=280円と仮に計算しておきましょう。
後は、これらの値を計算するだけです。
(2799-630-78-142-85-662-280)/2799×100=約33%
と計算できました。
このようにして、OEMの利益率を求めることができるのです。
OEMの利益率は高い?それとも低い?
OEMの利益率は、20~30%であると説明しました。
この数字って高いのでしょうか?低いのでしょうか?
他の物販ビジネスの手法と比べてみたいと思います。
物販ビジネスには、OEMの他に転売・メーカー取引といった手法があります。

転売は、店やネットショップなどの小売店から商品を仕入れてAmazonやヤフオク、メルカリなどで販売する手法のことです。
メーカー取引は、小売店よりも上流に当たる卸業者やメーカーから商品を仕入れてAmazonや楽天などで販売する手法のことです。
まず、転売から比較してみましょう。
転売の利益率の相場は15~20%くらいです。
転売の利益率<OEMの利益率であることが分かりましたね。
次に、メーカー取引と比較してみましょう。
メーカー取引の利益率の相場は20~30%くらいです。
メーカー取引の利益率≒OEMの利益率であることが分かりましたね。
OEMの利益率は、転売の利益率よりも高く、メーカー取引の利益率と同じくらいです!
まとめ
以上で、OEMの利益率ってどれくらい?というお話は終わりです。
OEMの利益率は20~30%くらいでしたね。
それでは、またお会いしましょう!
すぐる